タマゴのナカミはなんだろな。

遊びとボードゲームのブランドGoccoGames公式ブログです。3行のボードゲームの紹介、イベントレポート、最近遊んだゲームのことなどGoccoの中の人が好き勝手に書いていきます。

【ボードゲーム雑記】少しだけ、今より一歩進んだ気遣いはボードゲームで遊んでくれる人を増やしてくれるはずっていうもはや希望と言うか祈りにも似た話。

Twitterでの発言がそこそこ反響があったので、
ブログにもう少し詳しく書いてみる。

 

 

 
そもそもボードゲームって?

まず、ボードゲームを知らない人に説明を。

ここでいうボードゲームというのは
「人生ゲーム」「オセロ」「ジェンガ」のように、
みなさんが小さなころ家族で遊んだ
電源を使わないゲームのことを指します。
細かく言えば「UNO」みたいなカードだけを使ったのは
カードゲームでは?とか、アナログゲームや非電源ゲームと呼ぶべきでは?
なんて話もありますが
全部含めてわたしはボードゲームと呼んでいます。

最近、日本ではボードゲームはちょっとしたブームになっていて
ゲームマーケット(国内最大級のボードゲーム販売イベント)も
来場者が年々増えています。去年の来場者は7000人くらいだとか。

渋すぎるボードゲームとして「枯山水」も話題ですね。


(ニュースQ3)「枯山水」、渋すぎるゲームが予想外のヒット:朝日新聞デジタル


はじめてのオープンボードゲーム会デビュー。

ボードゲームの魅力にメロメロになってしまったわたしは
はじめは月に一回友人を集めてボードゲーム会をしていました。
土曜日のカラオケのフリータイムで12時から19時まで、
ただ7時間ボードゲームをするだけの会です。
カタンドミニオンにあやつり人形に人狼に…。
それはそれは楽しくて、毎週でも毎日でもやりたいくらいでした。

ですが、スケジュールが合わず開催出来ないこともあり、
どうしてもボードゲームで遊びたいわたしは
オープンのボードゲーム会に行ってみることになったのです。
これは知り合いがいなくても誰でも参加が可能なボードゲーム会のことで、
HPやTwittermixiなどで広く募集されてたりします。

結果から言ってしまうと、
はじめてのオープンボードゲーム会デビューは
かなしいもので終わってしまいました

「どうすればいいんだろう…」

ボードゲーム会は初心者も初めての人も歓迎!と
書かれていたところを選んで、友人と遊びにいきました。

会場に着くと既に20人くらいの人がいて
たくさんのテーブルでゲームが遊ばれていてとても活気づいていました。


 「(あ、カタンやってる、いいな。)」
 「(10人くらいでゲームしてる。何のゲームだろ?)」
 「(あ、やりたかったゲームだ!あとでやれたりするかな…?)」


盛り上がるテーブルを横目にわくわくしながら受付をして、お金を払ったのですが
あれ…ここからどうしたらいいんだろう…?
声をかけようにも、みんなは仲良くゲームの真っ最中。
どうすればいいのかな…とぼんやりその様子を眺めていました。
迷いに迷って主催の方に
ゲームで遊びたいのですが、どこかの卓に入ることは出来ますか?
と、声をかけたら
では、どこかが終わったら入れてもらうように話しますね。
と返事をもらえたので、少しほっとして
一緒に来ていた友人と二人で出来るゲームをプレイして待つことにしました。

でも、そこからいくつかのテーブルでゲームが終わったのですが
メンバーを加えるようなそぶりもなければ、
主催の方から声をかけられることもなかったのです。
それどころか、主催の方は自分自身がゲームに夢中でおかまいなし。

いたたまれない気持ちになってしまい、
わたしたちは30分ほどで出てきてしまいました

 


何がいけなかったんだろう?の繰り返し。

そのあと、この時のことについてたくさん考えました。

 わたしたちが自分から「入れてください」と
 声をかければ良かったんじゃないか。

 主催の人改めて「どこかのゲームに入れて欲しいです」と
 お願いすれば良かったんじゃないか。

もやもやした気持ちがしばらくは晴れませんでした。

お恥ずかしい話ですが、わたしは極度の人見知りです。
もちろん、一度遊んだり話をすればすぐ打ち解けられるタイプですが
まったく知らない人が大勢いるところに自ら入っていくのがどうも苦手なのです。
そういう性格をしているわたしが悪いのかもな…とも考えました。
でも、その反面

 もし、わたしがボードゲーム会を開いたのなら、
 せっかく自分たちと遊ぼうって来てくれた人を
絶対に大切にしたいし、
 また遊びに来たいって思ってもらえるように
 あたたかく迎えいれたいと思うのになぁ。

と、考えるようになりました。
そして、

 だったら、わたしがそういうボードゲーム会を開こう。
 初めての人がきたらまずは自分から声をかけて、
 来てくれたことにまずは御礼を伝えて、
 もしボードゲームが初めてならゲームも選んで一緒に遊んで、
 「ボードゲームって楽しかった!」「この人たちとまた遊びたい!」
 そう思ってもらえるイベントにしよう。

 

そう思ってはじめたのが
ゆるーく楽しむ夜のボードゲーム会@道玄坂ヒミツキチラボ
大人の部活!アキバ☆ボードゲーム部」です。
これらのイベントでは
初めてボードゲームを遊ぶ人、ボードゲームを最近始めた人、
ボードゲームは好きだけどこのイベントは初めて、という人に
鬱陶しいくらい主催が絡みにいき、
積極的にゲームを立てる方式をとっております
ありがたいことに毎回満員御礼になっているイベントです。
やっている自分で言うのもなんですが、
ボードゲームをはじめたい人誰かと一緒に遊びたい人
一番最初に来てくれるイベントとしてオススメ出来ます。


少しだけ、今より一歩進んだ気遣いを。

長くなりましたが、決してその時に参加したボードゲーム会がおかしい!
という話をしたいわけではないのです。

わたしの夢はボードゲームで遊ぶことが当たり前になることです。
みんなが友達とボーリングやカラオケに行くように、
家族で休日テレビゲームを遊んで過ごすように、
ボードゲームをみんなで囲んで遊ぶことが当たり前になったら
それはそれは素敵なことだなぁといつも考えています。

そのためには、初めて遊ぶ人・初心者の人にもっと
ボードゲームを好きになって欲しいのです
ボードゲームを好きになってくれたら、きっと友達と一緒に遊びたくなります。
一緒にボードゲームを遊べる友達が欲しくなります。
友達にボードゲームって面白いんだよーと友達を誘って遊んで、
その友達がボードゲームを気に入ってくれたらまた友達を誘ってくれて…。
そうやってどんどんボードゲームの輪は広がるのです
そうなることが「ボードゲームで遊ぶのが当たり前になる」ことへの
一歩だと思っています。

大きい小さいに関わらず、ボードゲーム会を開いている人たちに
「初めての人が来てくれた時に、自分はどうしているかな?」
「また遊びたいと思ってくれたかな?」
ボードゲームを好きになってくれたかな?」

と、考えてもらえるきっかけになればと思い書きました。

ボードゲーム会のあり方は千差万別。
でも、来てくれた人がまた遊んで欲しいって思ってくれたら
これ以上嬉しいことはないじゃないですか。

そんなボードゲーム会が世の中にたくさん増えて、
ボードゲームで遊んでくれる人がたくさんふえますように。
なんならわたしと一緒に遊んでくれますように。
と祈りを込めて。


■みんなで遊べるボードゲームイベント開催中!初めての方、ボードゲーム未経験の方歓迎!■
【渋谷】ゆるーく楽しむ夜のボードゲーム会(毎月月末開催)
秋葉原】大人の部活!アキバ☆ボードゲーム部(毎月1、2回開催)
【渋谷】夜は短し遊べよボドゲ〜真夜中の非電源ゲエム倶楽部〜(毎月深夜開催)

http://datecocco.tumblr.com/