【ボードゲーム雑記】はじめてボードゲームを作ってはじめてゲームマーケットに出店したので、ひとり反省会をしてみる。
やっと落ち着いてブログを書く余裕が出来ました。
そろそろゲームマーケット2016春の準備しなきゃ!だてです。
今年5月5日に生まれた「GoccoGames」。
ゲームマーケット2015秋に無事出店出来ました。
GoccoGamesとして発売したのは
【新作】「ボードゲームクロストーク本 アソ×ベ×シャリ」
【新作】「アタック!にゃんばー1(プロト版)」
【既刊】「カルトG 公式問題集」
【既刊】「最低限これだけ分かれば雀荘で麻雀が出来るマニュアル」
の4つでした。
元々GoccoGamesとしてオリジナルボードゲームを販売することが
目標だったので、プロト版とはなりましたが達成出来てよかったです。
今回初めてのゲーム作り、本作り、ブース出店することになりまして
思ってた以上に大変でした。
いや、そもそも結構大変だと思ってたんですよ。
でも、その大変だろうなぁと思ってた5倍くらい大変でした。
想像以上でしたね。
かれこれ半年かけて準備をしてきましたが、うまくいかないことばかりでした。
こればっかりは慣れるしかないこととか、慣れるとかってレベルじゃねーぞ!
って話もあるのですが、
自分の今後の為にひとり反省会をしてみたいと思います。
「ここはこうすべきだった」とか、逆に「これはこうしててよかった!」
みたいな話を自分なりにしてみたいと思います。
ゲームマーケットの出店やボードゲームの制作に興味のある方の為の
少しでも参考になればな、とも。
1)まず最初にスケジュール組み、疑似の締め切りを作る。
ゲームマーケット2015秋に出店する!と決めて、
まずはじめにしたことは「スケジュール組み」です。
わたしはイベント業をしているので、スケジュール組みが
割と得意な方だと思います。
では、スケジュール組みとはなんなのか?
それはすべての予定に「締め切り」を作ることです。
すべてっていうけど、これは本当にすべてです。
まずウェイトの大きい締め切りを作ります。
今回のゲームマーケットでいうと、
・ゲームの印刷会社の締め切り
・本の印刷会社の締め切り
この二つが一番大きい締め切りです。
なぜなら、販売するものが出来なければ自動的に出店出来ないからです。
これが実際のGoccoGamesの制作カレンダーです。
修正あとのものなので、印刷業者の締め切りからオーバーしてます。
実際はこの締め切りから逆算してゲーム制作のスケジュールを
組みました。まぁ全然うまくいかなかったんですけどね…。
大きい締め切りを決める時に大事なのは、
本当の締め切りを締め切りとせず、「疑似締め切り」を作ることです。
例えば、印刷会社の締め切りが「9月10日(木)」だったとします。
この締め切りを「9月10日(木)」当日に組んでしまうと、
もし万が一何かあった時に対応が出来なくなります。
対応出来ないと、締め切りに間にあわなくなってしまうわけです。
なので、例えば最終入稿日が「9月10日(木)」だとしたら、
その一週間前の「9月3日(木)」を締め切り日とします。
ここから逆算してスケジュールを組めば、
何かあった場合にも対応は難しくありません。
早めに入稿して悪いこともないですしね。
人間、余裕は持ちすぎるくらいがちょうどいいと思います。
★反省点&改善点
こんな感じでスケジュールを完璧に組んだ私ですが、
実はまったくうまくいきませんでした。ゲームが作れなかったのです。
わたしはアイディアを出したりすることは得意で、
如何にも面白そうなゲームを思いつくのですが、
それをうまくゲームとしてカタチにすることができませんでした。
3ヶ月くらいゲーム作りがめちゃくちゃ難航していて、どうしても作れなくて
最終的に取った方法は人にゲームシステムを考えてもらうことでした。
システムの原案を貰って、そこから改良を加えてカタチにすることにしました。
原案から結構変わってしまったのですが、
でもこの原案があったからこそ今のカタチがあると思います。
あのまま悩み続けてたらきっと作ることは出来なかっただろうなぁ…。
2)ゲームを作る時には、原価と販売価格も意識する。
最初、作ろうと思ってたゲームは
ダイスを振って、ドンドン塔をのぼるゲームでした。
5月から9月はこのゲーム発売するつもりで制作をおこなっていました。
ゲームシステムはまだ手を入れられるなぁと思いつつも
割とよさげなゲームがどんどん出来上がっていきました。
そしていざ、コンポーネントで使用するダイスを発注しようと
思った時に問題が発生しました。
「ダイス…めっちゃ高い…」
私の作っていたゲームはダイスを50個使うゲームで
その他のコンポーネントなどをあわせるとどう頑張っても
原価が2500円になってしまったのです。
通常のゲーム販売価格の目安は
原価の2倍から3倍くらいと言われています。
このままでは私の作るゲームは5000円を越えてしまう…。
ここで「いや!それでもこのゲームが作りたい!」と思える人なら
もちろんこれでゴーするのもいいでしょう。
でもわたしはそうではありませんでした。
私が作りたいゲームは、みんなに気軽に遊んで貰えるゲーム。
そこで、今まで作っていたゲームを一度手放して、
別の新しいゲームを制作することにしました。
もちろんまだ諦めてはいないので、
めっちゃ安いダイスの入手方法や、アイディアが出れば
また制作をしてみたいとは思っています。
★反省点&改善点
ダイスを50個使うことが確定した段階で原価を出してみるべきでした。
かなりゲームが出来てきたあとだったのでダメージも大きかったです。
改善点としては、コンポーネントの原価を
大体でもいいので知っておくことが大事かなと思いました。
アメリカ・中国などからも購入出来るので
国内外こだわらずとにかく調べてみるとこと。
私の場合はまわりにいるゲーム制作社の方に色々聞いてみたりしました。
中国に安く発注ということも考えたのですが、
クオリティが見えないので冒険出来なかったですね。
3)ブース作りにおいてあってよかったもの、なくて困ったもの。
初めての出店だったので、色々準備不足を感じました。
万全を期したはずだったんですけど、それでも足りませんでしたね。
ここではシンプルにゲームマーケット出店で
あってよかったもの、なくて困ったものを
ご紹介しようと思います。
<あってよかったもの>
・テーブルクロス(見た目がいい)
・試遊卓の看板(分かりやすい)
・販売品の看板(大事!もっと大きくていいかも)
・カッターナイフ(箱の解体に)
・ハサミ(なんだかんだ使う)
・値札(でももっと大きくてよかった)
・ガムテープ・養生(とにかく使う)
・お金を受けるお皿(うちにある木皿)
・ポシェット(なんだかんだ動くので、必要なものを入れておける)
<なくて困ったもの>
・ホッチキス(説明書を一個分解した)
・スタンド(一個で足りなかった。商品種類分は欲しい)
・ブースで高さを出すような棚のようなもの(ブースがのっぺりする)
・ブランドロゴ・ポスター・パネル(わかりやすさ大事)
・小さいクリップボード(テーブルが狭いのA4はでかかった)
・商品(既刊の本がすぐ完売した。もっともってくればよかった。)
・電卓(必須。何故忘れた。)
・内側で値段が分かる表
(ちょっとした混乱を防げる、組み合わせと値段書くといいかも)
・フライヤーをさしておくケース(面でみせないと目立たない)
細かくいえばもっとありそうですけど、
目立ったのはこんな所でした。
ブースは目立ってなんぼだなって思いました!
企業ブースさんの作り方が参考になりそうなので、
次回はたっぷり準備して行きたいと思います。
おまけ)最後の一週間は絶対に予定を入れない
最後です。っていうかおまけです。
今回、色々あったけど何とかなったのは
最後の一週間、まったく他の予定を入れなかったおかげでした。
社会人の人は難しいかもしれませんが、
フリーで活動しているわたしは自分で仕事がセーブ出来ます。
最後の一週間、丸ごと開けていたことで
あらゆるスケジュールが間にあったと言っても過言ではありません。
前日、前々日もちゃんと寝られましたし。睡眠大事。
そんなわけで、なんとかゲームマーケット2015秋に
出店することが出来ました。
次回はこれらの反省点もふまえて、
ゲームマーケット2016春に備えたいと思います!
<お知らせ>
ボードゲームクロストーク本「アソ×ベ×シャリ」は
・ディアシュピール(東中野)
・イエローサブマリン秋葉原RPGショップ(他の店舗でも取り扱い有)
などで委託販売を行なっています!
是非お手に取ってください!
税込み1350円です。
「アタック!にゃんばー1」は
ゲームマーケット2016春に製品版発売予定です。お楽しみに!
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